構造設計は、建物の安全を守る大切なお仕事です。
その建物が建つ土地の状態や環境、地震や災害なども考慮しながら、安全性能を追求します。
今回は建築における構造設計の必要性と仕事内容をご紹介していきます。
建築における構造設計の必要性
日本は世界でも類を見ないほどの地震大国です。
近年は、気象異常による台風や豪雨など多数の災害が発生していますし、地盤のゆるみから、土砂災害や陥没などの事件も後を絶ちません。
構造設計では、地盤の状態その土地がおかれている環境、さまざまな災害も視野に入れながら、安全な構造設計を構築していくことが求められます。
構造設計の仕事内容
以下のような仕事があります。
- 構造計算
- 基礎や骨組みの設計
- 柱や梁などの構造要素の選定
構造設計の仕事は、建築設計の中盤からが一般的です。
「意匠設計」の設計・デザインを元に、安全性が確保できる構造計算を行います。
向いている人
構造設計がおすすめの人は、責任感が強い人や真面目な人。
構造設計は、デザインや設計を行う「意匠設計」のような派手さがないため、中々目立つことはありません。
しかし、そんな立場・状況であっても、建物や構造物を使用するすべての人の大切な命を守るため、全力で力を注いでくれる責任感が必要です。
また、構造力学の深い知識や、どんな状況でも柔軟に対応できる想像力も兼ねそなえている必要があります。
まとめ
今回は構造設計の必要性や仕事内容をご紹介しました。
構造設計には、塗料や材料、その他構造力学など、あらゆる分野における多くの知識が求められます。
大きな仕事やプロジェクトを任せられるには、
- たくさんの経験を積む
- 日々進歩する建築技術を身に着ける
など多くの工程が必要になりますが、仕事として確かな達成感のある魅力的な職業です。
まだ見ぬ新しいものを作りたい、人の生活に携わる仕事をしたいとお考えの方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
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